SEAnews 2010-10-27 ArtNo.44127

【ニューデリー】計画委員会(Planning Commission)の他、商工省消費者問題部や農業省もマルチ・ブランド小売り市場を外資に開放することを支持している。消息筋によると政府は近く同問題に最終的結論を出すものと見られ、最大51％の外国直接投資(FDI)が認められる可能性がある。
デカン・ヘラルドとファイナンシャル・エクスプレスが10月26／27日報じたところによると、計画委員会のMontek Singh Ahluwalia副委員長は26日催された経済担当記者との会議の席上、「マルチ・ブランド小売業に対する外国直接投資を認めるべきだと言うのが計画委員会の原則的立場である」と語った。
しかしビジネス・スタンダードが23日伝えたところによると、大蔵省はマルチ・ブランド小売り市場と穀物市場を外資に開放することに慎重な姿勢を示している。
○Bharti Wal-Mart、農家3万5千戸と提携
【ニューデリー】世界最大の小売り業者Wal-Mart Stores Incは26日、Bharti Groupとの合弁会社Bharti Wal-Mart Pvt Ltd(BWPL)を通じ、2015年までに農家3万5000戸をサプライチェーンのパートナーに加える方針を明らかにした。
デカン・ヘラルドが10月26日伝えたところによると、Wal-Mart Stores IncのMike T Duke社長兼CEOは、この日、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)が蜊ﾃした催し場で以上の消息を語った。それによると、大小の農家3万5000戸から直接、農産品を調達すると言う。
○E.C. Oxenham、インド・ワイン市場に進出
【ニューデリー】モーリシャス拠点のフランス系ワイン醸造会社E.C. Oxenham & CY Ltdは、複数の地元パートナーと合弁会社Nirvana Biosysを設立、高級ワインの製造に乗り出す。
ビジネス・スタンダードが10月20日報じたところによると、合弁会社はインド国内でワインを製造するとともに、E.C. Oxenhamの全ての製品およびブランドを用い、インド国内と海外におけるマーケッティングを手がける。Nirvana Biosysはニューデリーに本社を設けるとともに、ハリヤナ州BawalのDelhi-Jaipur Highway沿線にワイン醸造所を建設すると言う。