SEAnews 2010-10-22 ArtNo.44103

【ムンバイ】グジャラート州Vadodra拠点の油脂化学メーカー、Jayant Agro Organicsと三井物産の76：24の合弁会社Ihsedu Speciality Chemicalsはひまし油ベースの付加価値製品『セバシン酸(Sebacic Acid)』の商業生産を開始する。
ヒンドゥー・ビジネスラインが10月20日伝えたところによると、Ihsedu Speciality Chemicalsのセバシン酸年産能力は8000トンで、200クロー(US$4546万)の売上げが見込まれる。セバシン酸は特殊グレードのナイロン、工学プラスチック、自動車用冷却剤等の製造に用いられ、ハイマージンが期待できる。
○Dr. Reddy's、米国でランソプラゾール発売
【ハイデラバード】Dr. Reddy's Laboratories (DRL)は、プレバシッド(Prevacid)遅効性カプセルと生物学的同等性を有する後発製品、ランソプラゾール(Lansoprazole)遅効性カプセル15ｍｇと40ｍｇを米国市場で発売する。
ザ・ヒンドゥーが10月Q0日、DRLのステートメントを引用し報じたところによると、米国におけるランソプラゾール発売の準備は完了し、近く販売を開始すると言う。
○Bafna Pharma、ガーナFDAのメトホルミン認可取得
【ニューデリー】タミールナド州Chennaiを拠点にするボンベイ証券取引所(BSE)上場のβラクタム薬および非βラクタム薬製造会社Bafna Pharmaceuticals Ltd(BPL)は、ガーナ食品薬品局(FDA)から糖尿病治療薬メトホルミン(Metformin)500ｍｇカプセルの販売認可を取得した。
ビジネス・スタンダードが10月20日伝えたところによると、タイプ2糖尿病薬メトホルミン・カプセルはBPLがガーナFDAから販売許可を取得した8番目の製品。BPLは最近、オーストラリア医薬品管理局(TGA:Therapeutic Goods Administration)からオーストラリアで販売する処方薬および非処方薬の製造認可も取得した。
○Cipla、肺疾患治療薬ピレスパ後発薬発売
【ムンバイ】地場製薬大手Ciplaは、進行性肺疾患の一種、特発性肺線維症(Idiopathic Pulmonary Fibrosis)治療薬ピレスパ(pirfenidone)後発製品を発売した。
ヒンドゥー・ビジネスラインが10月21日報じたところによると、CiplaのDr Jaideep Gogtay取締役は同紙に以上の消息を語った。インドにおける発売は日本に次いで2番目。他の市場ではまだ認可を取得していない。これは主に20万人に1人の確率で罹患する奇病(米国における定義)のため。この種の薬品の商業採算性は低く、患者にすれば治療を受けるのが難しい。