【ニューデリー】政府の治安上の懸念が再度電話会社に深刻な影響を及ぼしている。内務省は、電話各社に全ての通話に対するロケーション・ベースの監視(LBS:location-based surveillance)を行い、詳細を報告するよう指示した。
ファイナンシャル・エクスプレスが10月21日報じたところによると、LBSの下、通話者の正確な位置が追尾される。しかしインドでは、この種の監視は不可能で、現時点では大ざっぱな位置を把握できるに過ぎない。 ○携帯電話会社、2Ｇ周波数域の追加割当要求
【ニューデリー】携帯電話サービス業者は電信局(DOT:Department of Telecom)に2年に及ぶ凍結を解き、周波数域にゆとりがあるところでは、第2世代(2G)周波数域の追加割当を行うよう求めた。
ヒンドゥー・ビジネスラインが10月19日伝えたところによると、周波数域割当基準に見直しを加えているDOTは、2008年以来、2Ｇ周波数域の追加や新規割当を行っていない。このため周波数域割当申請100件以上がペンディングされている。 ○9月のGSM携帯電話新規加入者1240万人
【ニューデリー】GSM(global system for mobile communications)方式の携帯電話サービス会社は、9月に新たに1240万人の新規加入者を獲得、契約者総数は4億9400万人に達した。
エコノミック・タイムズ、ファイナンシャル・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネスラインが10月15／16／18日報じたところによると、携帯電話会社別の9月の新規加入者を見ると、国営Bharat Sanchar Nigam Ltd(BSNL)が230万人で、過去5年来初めてトップの座を占めた。これによりBSNLの契約者ベースは7270万人に達し、GSMオペレーター中4位に浮上した。この他、Uninorの新規加入者が217万人と、月間加入者数番付2位につけた。マーケット・リーダーBharti Airtelも200万強の新規加入者を得、契約者ベースを1億4300万人に拡大した。Vodafoneの新規加入者は8月の230万人から170万人に後退した。しかし観測筋は、一部のオペレーターの新規加入者数は30～40％ディスカウントして見る必要があるとコメントしている。