1995-12-22 ArtNo.4410
◆<馬>サラワク/サバ・シェル、向こう5年間にM$50億投資
【ミリ】サラワク・シェルBhd/サバ・シェル・ペトローリアム・カンパニーLtd(SSB/SSPC)はサラワク及びサバ沖合い事業に向こう5年間に50億Mドルを投資する。
SSB/SSPCのタン・テックキア重役(MD)が20日記者会見し語ったところによれば、同資金は主にサラワク沖合いの石油/ガス鉱区M4、F23、F24における新プラットフォームの建設やラブアン島沖合いのキナバル・プラットフォームに投じられる。同社は過去10年間のガス事業の拡張計画に125億Mドルを投資してきた。SSB/SSPCはビントゥルのLNG-3事業に拍車をかけている。2001年の稼働が目指される同プロジェクトにはペトロナス・カリガリSdn BHdとサラワク経済開発公社(SEDC)が70%を出資、残りの30%はオクシデンタル・ペトローリアム(M)Ltd(Oxy)、日本石油、SSB/SSPCが出資している。SSB/SSPCはOxy、日本石油、PCSBとバリギアン・ビントゥル沖で最近発見されたガス田からのガス供給に関する協定に調印した。総投資額170億MドルのLNG-2事業は来年稼働する予定だが、LNG-3プロジェクトも同レベルの投資を必要とする。 SSB/SSPCは今年“LNGカーゴ”168の出荷と原油日量15万3000ドラムの輸出を見込んでいるが、市場の軟化から石油/ガス売上は若干縮小する見通しと言う。(NST:12/21)
|