【ニューデリー】人的資源開発省は、高等教育機関向けに1台35米ドル以下のロー・コスト接続装置を開発することを計画、関係方面に入札意向書(EOI)の提出を求めた。
ビジネス・スタンダードが10月21日伝えたところによると、ローコスト・アクセス装置は少なくとも、①ビデオweb会議、②マルチ・メディア・コンテンツ・ビュアー、③ジップ・ファイル解凍ツール、④ファームウェア・アップグレード、⑤ストリームおよびストア・メディア・ファイルを機動／再生させるオープン・オフィスやメディア・プレーヤー等の電算機能、⑥インターネット・ブラウジング、⑦クラウド・コンピューティング対応ワイヤレス・コミュニケーション、⑧遠隔装置管理、⑨YouTube等のオンライン・ビデオ・サービス機能を備えねばならない。
加えて、最適なマザー・ボード、キー・ボード、マウス、最低7インチのカラーLCD/TFTディスプレー、バッテリーもしくはその他の装置による連続3時間以上の稼働能力、最低32ＧＢの外付けハードディスク、ソーラ代替電源、ウェブカメラ、耐衝撃筐体等の条件も満たさねばならない。
2011年1月までに10万台のタブレレット／ラップトップ／アクセス装置を出荷することを目指す当該プロジェクトに参加を希望するものは、入札に先立って品質検査のために製品サンプル100台を提出せねばならない。ローコスト・アクセス装置の設計／ソーシング／製造／出荷能力を有する登録された製造業者もしくは企業は、EOIを提出できる。コンソーシアムもEOIを提出できるが、メンバーの少なくとも1社は上記資格条件を満たさねばならない。
ラジャスタン州拠点のインド工科大学(IIT:Indian Institute of Technology)が、ローコスト・アクセス装置10万台を購入し、実験室内における試験とフィールド試験を実行する。
人的資源省は10万台のフィールド試験が成功裏に完了するなら1年内に1000万台の需要が見込めると見ている。