【ニューデリー】インド株式市場に大量のドル資金が流入する中、中央銀行Reserve Bank of India(RBI)は14日、今年初以来初めて外国為替市場に介入、4億米ドルを買い、ルピーの一層の値上がり阻止を図った。
デカン・ヘラルドとファイナンシャル・エクスプレスが10月16/17日伝えたところによると、多くのエコノミストはRBIの動きを必要なものと肯定しているが、大規模な介入は、経常収支の膨大な赤字を埋める上で不可欠な外資の流入を阻害する恐れがあると見ている。しかしあるものは、ルピー相場を低めに抑え、安定させるために中央銀行は全力を傾注すべきだと述べている。 ○US$91億炭化水素/インフラ・プロジェクト遅延
【ムンバイ】インド国内産業中の主に炭化水素/インフラストラクチャー部門が、今年第2四半期(2010/7-9)に4万クロー(US$90.92億)のプロジェクトを延期した。
エコノミック・タイムズが10月18日報じたところによると、Larsen & Toubro (L&T)のY M Deosthalee重役(CEO)は18日記者会見し、以上の消息を語った。それによると、大型プロジェクトは往々にして方針の決定に時間がかかり、プロジェクトの遅延につながる。少なからぬ注文が第4四半期に繰り延べられた。しかしキャンセルされた訳ではないためL&Tの業績にさして影響を及ぼさない。繰り延べられた注文の80%は国内におけるもので、残りの20%が海外におけるもの。
第2四半期の新規受注は前年同期比11%増加した。中期的にL&Tの成長は維持される。2010年9月末現在の手持ち受注は1兆1500億ルピー(US$261.36億)と言う。