2010-10-20 ArtNo.44081
◆パネル、Poscoオリッサ事業の環境認可取り消し提案
【ニューデリー】政府が指名したパネル・メンバー4人中3人が、Poscoのオリッサ州におけるメガ鉄鋼プロジェクトの環境認可を直ちに取り消すべきだと提案した。
ヒンドゥー・ビジネスライン、ファイナンシャル・エクスプレス、エコノミック・タイムズが10月19日伝えたところによると、Poscoは5万4000クロー(US$122.74億)を投じ、オリッサ州に年産1200万トンの鉄鋼プラントと専用港を建設することを計画している。しかし政府が設けたパネルの多数が、環境認可の取り消しを提案したことで、同プロジェクトの命運はほとんど尽きたかのように見える。
○Mittal、ジャールカンド・メガ鉄鋼計画を2分の1に縮小
【ニューデリー】ArcelorMitalは17日、ジャールカンド州に5万クロー(US$113.65億)を投じて年産1200万トンの鉄鋼プラントを設ける計画を2分の1に縮小すると発表した。
デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、ファイナンシャル・エクスプレスが10月17/18日報じたところによると、ArcelorMitalスポークスパースンは、2乃至3期に分けて年産600万トンのプラントを建設すると語った。しかし、最終的には年産1200万トンの規模を実現すると言う。同プロジェクトは既に5年遅延している。
○国内主要港からの上半期の鉄鉱石輸出14%ダウン
【チェンナイ】カルナタカ州が鉄鉱石の輸出を禁止したのに加え、中国方面の需要が軟化したことから、インド国内の主要港から今年上半期(2010/4-9)に出荷された鉄鉱石の量は3600万トンと、前年同期の4200万トンに比べほぼ600万トン、14.20%減少した。
ヒンドゥー・ビジネスラインが10月19日伝えたところではカルナタカ州政府は今年7月26日以来鉄鉱石の輸出を禁止しており、タミールナド州のChennai港/同州Ennore港/カルナタカ州のNew Mangalore港に大きな影響が出ている。これらの港は、カルナタカ州BellaryおよびHospet地区で生産される鉄鉱石に大きく依存しており、特にChennaiとNew Mangalore港の鉄鉱石取り扱い量はほぼ半減した。
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