【ニューデリー】必需品の値上がりが続く中、卸売物価指数(WPI:Wholesale Price Index)ベースの9月のヘッドライン・インフレ(総合インフレ)は8.62%と、前月の8.51%を僅かに上回ったものの、2ヶ月連続一桁の伸びにとどまった。
ヒンドゥー・ビジネスライン、ザ・ヒンドゥー、ファイナンシャル・エクスプレス、デカン・ヘラルドが10月16日報じたところによると、政府は15日以上の数字を発表するとともに、7月のヘッドライン・インフレを当初発表の9.97%から10.31%に上方修正した。これにより7月まで5ヶ月連続二桁インフレが続いたことになる。
インフレ過熱の主因は食品インフレが前月の14.64%から15.71%に加速したこと。一次産品(食品/非食品/鉱物)価格指数は17.45%、燃料価格指数は11.06%、製造業製品価格指数は4.59%、それぞれ上昇した。
中央銀行Reserve Bank of India (RBI)は来月2日に予定される金融政策の四半期見直しに際して短期の貸出および借入金利(repo & reverse repo rates)をさらに引き上げるものと予想される。中央銀行は現在6%のレポレートを5度にわたり合計125ベイシスポイント引き上げた。