【ムンバイ】最近Larsen & Toubro(L&T)と軽水炉(LWR:light water reactor)部品の製造や関連サービスに関する合弁覚書を結んだ国際パワー・システム・メジャー、Rolls-Royceは、複数の選択肢を用意し、顧客のニーズに応じる方針だ。
ヒンドゥー・ビジネスラインが10月11日報じたところによると、ロールスロイスのMichel Chowanek営業部長(民事核計装制御担当)は、L&Tとの覚書に触れ、「顧客が別の方式を希望するなら我々はそれに対応せねばならない」と指摘した。それによると、ロールスロイスは原子力発電領域におけるプレゼンスの拡大を目指しており、常に顧客のニーズに応じ、柔軟に対応する。
世界的に民生用原子力発電施設の60%以上がLWR技術を採用している。ロールスロイスは、核計装制御、エンジニアリング製品およびシステム、核反応炉部品、エンジニアリング・サービス、核反応炉の保守、廃棄物管理等の領域でL&Tと協力する。
あらゆるタイプの核反応炉を手がけ、フランスのみならず中国でも大部分の核反応炉を納入した実績を有するロールスロイスは、目下、Nuclear Power Corporation of Indiaと交渉を進めていると言う。