【コルカタ】インド政府は4日、銀行部門の開放を目指す中央銀行Reserve Bank of India(RBI)の計画に沿って、国内により多くの銀行を設けることを支持するステートメントを発表した。
デカン・ヘラルドとザ・ヒンドゥーが10月4／5日伝えたところによると、政府は非銀行領域の支店網を有する事業体に、銀行の新規ライセンスを発行することを認める意向だ。
中央銀行は今年8月、銀行領域の競争を促進するために、新銀行ライセンスの発行や新規則の導入、さらには新ビジネス・モデルに関するディスカッション・ペーパーを配布、9月30日までに回答するよう求めた。 ○工業会社／非銀行金融機関に銀行ライセンス：CII提言
【ムンバイ】インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)と金融産業開発協議会(FIDC:Finance Industry Development Council)は7日、中央銀行Reserve Bank of India(RBI)に対し「金融領域に既にプレゼンスを有し、経験も備えた工業会社や事業所(industrial and business houses)、あるいは規模の大きな独立法人(large standalone entities)に、銀行の設立を認めるべきだ」との提言を行った。
ヒンドゥー・ビジネスラインが10月8日報じたところによると、CIIとFIDCの提言はまた、「非銀行金融会社(NBFC:non-banking finance company)は、工業会社の一部で有るか否かに関わらず、他の申請者と同様に待遇され、新規投資を条件に銀行の設立を認められるべきである」としている。ただしNBFCを自動的に銀行に格上げすることは、支持しないと言う。