SEAnews 2010-10-08 ArtNo.44030

【ムンバイ】人材斡旋業ﾒMonster Indiaの9月のモンスターズ雇用指数(Monster's Employment Index)は、前月に比べ4％上昇した。
ビジネス・スタンダードが10月7日、Monster Indiaの発表を引用し報じたところによると、調査した27業種の9月の雇用指数が、低調だった8月に比べ改善した。6ヶ月単位の成長率については、8月にプラス成長を記録した11業種が9月にもプラス成長を維持した。
不動産部門の伸び率は月間ベースで17％、6ヶ月ベースで83％を記録、各業種中最高の伸びを維持した。農業関連部門と情報技術(IT)部門は月間ベースで顕著な伸びを記録、特にIT部門は6ヶ月ベースで52％の成長をマークした。BPO/ITES部門は月間ベースで6％の伸びを見、7月の水準を回復した。このほか、ヘルスケア／バイオテクノロジー＆ライフサイエンス／製薬部門が、2010年4月以来初めて8％のプラス成長を回復した。エンジニアリング、セメント、建設、鉄鋼、製造、ロジスティクス部門の指数も改善した。しかし、銀行／金融／保険部門の指数は8月に比べさらに9％下降した。
一方、エコノミック・タイムズが10月6日伝えたところでは、HSBC's Purchasing Managers' Index報告書は、インド民間部門の9月のリクルート活動が前月とほぼ同レベルを維持したと述べている。HSBC Asian Economics ResearchのFrederic Neumann副主任によると、サービス部門の雇用活動は、製造業部門とともに、成長基調を維持しているものの、鈍化傾向が見られる。需要の伸びが今年初の全開状態から穏やかに軟化しつつあることが窺えると言う。