2010-10-08 ArtNo.44021
◆Areva/Alstom、NPCIL/BHELと原発設備納入交渉
【コルカタ】フランス企業ArevaとAlstomは、インドの国営企業2社、National Power Corporation of India Ltd (NPICL)およびBharat Heavy Electricals Ltd (BHEL)と、インドの1500億米ドル原子力発電プログラムに核反応炉やその他の設備を納入する交渉を進めている。
ヒンドゥー・ビジネスラインが10月7日報じたところによると、インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)東部地区オフィスが西ベンガル州Kolkataで主催したイベントの会場で、フランスのJerome Bonnafont大使は以上の消息を語った。それによると、Arevaは2008年9月にNPCILと結んだ契約の下、マハラシュトラ州Jayithapurに設けられる原子力発電施設に、各1650MW(メガワット)の『欧州加圧水炉(EPR:European Pressurised Water Reactor)』2基を納入、その後別に4基を追加供給する。目下進めている詳細に関する詰めの協議は今年末までに合意に達する見通しだ。Arevaは、原子力発電施設の納入に関してBHELと手を組むオプションも検討している。
一方、Alstomは、NPCLおよびBHELと核反応炉やその他の設備の納入契約を結ぶことを目指しており、Bharat Forge Ltd(BFL)とも同様の交渉を進めている。
今年12月にフランスのNicolas Sarkozy大統領がインドを訪れる際にも、関係問題が協議される見通しだが、フランス政府は、設備サプライ契約を補完する法制の整備も重視するものと見られる。
フランスのインド投資は2012年末までに、自動車/ホスピタリティー/民生用核開発を中心に100億ユーロの大台に乗る見通しと言う。
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