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2010-09-24 ArtNo.43963
◆RILのガス増産遅延で肥料業界の拡張計画に支障
【ニューデリー】Reliance Industries Ltd(RIL)の天然ガスの増産がスケジュール通り進まず、供給拡大に遅れが生じたことから、国内肥料業界の総額59億米ドルの化学肥料増産計画も遅延し、肥料の輸入が今後拡大する見通しだ。
ファイナンシャル・エクスプレスが9月23日伝えたところでは、インド肥料協会(FAI:Fertilizer Association of India)のSatish Chander理事長は「天然ガスの供給が確保されないなら、銀行も金融アレンジに応じないため、現状では肥料設備を拡張したり、新設することはできない」と語った。同氏によると、国内の食料需要が増加し、肥料の国内生産が停滞する中で、今年の肥料輸入は700万トンに拡大する見通しと言う。世界最大のカリ肥料輸入国のインドは人口12億人の需要に応じるため食料生産の拡大を強いられている。
RILが2002年にインド東海岸沖合で天然ガス田を発見した時、Indian Farmers Fertilisers Cooperative(Iffco)とRashtriya Chemicals & Fertilisers(RCF)は合計6工場を建設、10年ぶりに尿素の製造能力を拡張した。これに伴い化学肥料の輸入は縮小した。
肥料会社は原料としてのナフサの使用を縮小、天然ガスに転換して来た。ナフサの価格は、国産天然ガスの2倍以上する。FAIのChander理事長によると、国産天然ガスを用いた場合、尿素のトン当たり製造コストは220米ドルだが、ナフサを用いた場合のそれは500米ドルにのぼる。IFFCOのKL Singh技術サービス部長によると、同社は1年前にRILがガスの生産を拡大すると聞き、新工場の建設を計画した。しかしRILは今年7月27日、「ベンガル湾のKG-D6鉱区のガス生産量は、キャパシティーを下回っており、目下、ガス田を再評価し、安全対策の検討を進めている」と発表した。
ムンバイ拠点のKPMG Advisory ServicesのArvind Mahajan常務取締役(ED)兼エネルギー&天然資源主任は「肥料工場が最大の影響を受けた」と語る。それによると、RILのガス生産の遅れは、肥料業界に波及効果を及ぼしている。輸入天然ガスのコストは2倍以上するため、輸入天然ガスを原料に用いることはできない。Murli Deora石油相が8月26日の国会答弁で語ったところによると、RILのガス価格は1mmbtu(million metric British thermal unit)当たり4.20米ドル、これに対して輸入天然ガスのコストは同9.40米ドルにのぼると言う。
○Oswal、AP州にUS$15.5億肥料工場建設
【ハイデラバード】地元の肥料会社Oswal Chemicals & Fertilisers Ltd(OCFL)は約7000クロー(US$15.55億)を投じ、アンドラプラデシュ州に100MW(メガワット)の自家発電施設を含む肥料工場の建設を計画している。
ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが9月23日報じたところによると、OCFLのAbhay Oswal会長兼MDは21日、アンドラプラデシュ州のK Rosaiah首席大臣と会見し、以上の提案を行った。それによると天然ガス・ベースの年産120万トンの尿素製造プラントのコストは5000クロー(US$11.11億)、燐酸二アンモニウム(DAP:di-ammonium phosphate)製造施設のそれは2000クロー(US$4.44億)と見積もられる。これに対してRosaiah首席大臣は提案を早急に、また前向きに検討することを約束したと言う。
○グジャラート州石化産業の国内貢献率75%以上にアップ
【アーメダバード】インド商工会議所協会(Assocham:Associated Chambers of Commerce and Industry of India)と国際会計会社PricewaterhouseCooper(PwC)の共同報告書によると、目下、インドの石油化学製品生産に62%貢献しているグジャラート州の石油化学産業は、今後同比率を75%以上に高めるとともに、化学品輸出にも15%貢献する見通しだ。
ビジネス・スタンダードが9月23日伝えたところによると、グジャラート州には、①Vadodara/②Bharuch/③Ahmedabad/④Bhavnagar/⑤Jamnagar/⑥Mehsana/⑦Anand/⑧Valsadに8つの化学品クラスターが存在し、同州のポリマー年産能力は118万トン、エチレンのそれは123万トン、プロピレンのそれは147万5000トンと、同州は主要化学品の国内生産に51%以上貢献している。
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