【ハイデラバード】インド薬品監督総監(Drugs Controller General of India)は、輸入原末(bulk drug)を、出荷前に、海外の製造施設において検査する方針で、政府の認可を待っている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月18日伝えたところによると、DCGIのDr Surinder Singh氏は17日に催されたインド製薬産業に関するセミナーの会場で以上の消息を語った。それによると、今年に入って以来、約100件の輸入ライセンスを取り消したDCGIは、海外の製造施設を検査するための許可を政府に申請しており、間もなく認可される見通しだ。これに伴い来年初からより厳しい輸入規制が敷かれることになる。
インドは年間1万2000クロー(US$26.09億)の原末を輸入しており、そのうちの大部分が中国から輸入されている。現在インドは、海外の製造業者が提出した書類の審査のみで輸入を許可している。これに対してブラジルやナイジェリアは、インドから薬品を輸入する際は、検査官を派遣してインドの製造施設を検査している。インドはこの種の検査制度を保持せぬ世界的に数少ない国の一つと言う。