2010-09-22 ArtNo.43953
◆Bharti Airtel、デジタルTV市場の14%のシェア獲得
【ムンバイ】インド最大の携帯電話サービス会社Bharti Airtelは、農村部におけるボリウッド・フィルムやソープオペラ(メロドラマ)需要に乗じ衛星テレビジョン・ビジネスの拡張に本腰を入れている。
エコノミック・タイムズが9月21日報じたところによると、Bharti AirtelはこれまでにPPV(pay-per-view)TVサービス契約者380万人を獲得、デジタルTV市場の14%のシェアを占めた。Bharti AirtelのAjai Puri重役(TVサービス担当CEO)によると、2008年10月にDTH(direct-to-home)TVサービスを開始したBhartiは、Dish TVやSun TV、あるいはTata Skyに依然後れをとっているが、同時期にDTH市場に参入したReliance Communications Ltdを契約者数で僅かに上回っている。後者の契約者は約300万人。
インドの衛星TV契約者は2010年3月末時点で、前年の1310万人から2130万人に激増した。インドの2億4000万世帯のうち、ケーブルテレビにアクセスできるのは3分の1に過ぎないため、Bhartiが保持するワイヤレス・サービス網を通じDTH契約者を獲得するチャンスは大きい。携帯電話通話料が急降下する中で、Bhartiは農村部を中心にPPV契約者を獲得、主要な収入源にする計画と言う。
○マレーシア企業Astro、NDTVライフスタイル権益買収
【ムンバイ】マレーシアを拠点にするAstro All Asia Networks Plcは、傘下のSouth Asia Creative Assets Ltdを通じNew Delhi Television (NDTV)子会社のNDTV Lifestyle Holdings Private Ltd(NLH)の49%権益を4000万米ドルで買収する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月21日伝えたところによると、NDTVはこのほどボンベイ証券取引所(BSE)に以上のように報告した。取引は関係当局の認可を得た後実行され、NDTVはNLHの51%の権益を維持する。Astro All Asia Networks PlcはDTH(Direct-To-Home)TVサービス、商業用ラジオ放送、TVプログラム等の領域にプレゼンスを有する。
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