2010-09-22 ArtNo.43951
◆Toyota Kirloskar、純益50%アップ
【チェンナイ】車両販売の36%増に助けられ、Toyota Kirloskar Motor India Ltd(TKMIL)の2010年3月期年度総収入は46%、純益は50%、それぞれアップした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月20日伝えたところによると、TKMILの2009-10年度総収入は前年の3949クロー(US$8.59億)から5790クロー(US$12.59億)に、税引き利益は同123クロー(US$2674万)から309クロー(US$6718万)に、それぞれ増加した。車両販売台数は4万6892台から6万3824台に増加。内訳はInnova4万7276台、Corolla Altis9744台、Fortuner6280台、Camry373台、Prado63台、Land Cruiser64台、Prius24台。
○Maruti 800、国内販売下降、輸出激増
【ニューデリー】国民車としてかつて一世を風靡したMaruti Suzuki India Ltd(MSIL)のM800モデルの国内販売は下降の一途を辿っているが、今会計年度に入って輸出が急増している。
ビジネス・スタンダードが9月20日報じたところによると、今年初5ヶ月(2010/4-8)のM800輸出台数は4435台をマーク、昨年同期の2316台に比べ91.49%増加した。MSILは近隣諸国の他、アルジェリア、チリ、エジプト等にM800を輸出している。8月に限っては1075台が輸出され、昨年同月の236台に比べ355.5%ジャンプした。対照的にM800の年初5ヶ月の国内販売は1万505台と、昨年同期の1万2649台に比べ16.94%減少した。
○新排ガス基準導入で商用車販売減速も
【ムンバイ】今年4月にBharat Stage IV(BS IV)排ガス基準が導入された主要13都市以外の地域には、10月1日からBharat Stage II(BS II)に代わりBharat Stage III(BS III)が適応される。これに伴う車両価格の上昇と、保守サポートに対する懸念から今年下半期(2010/10-2011/3)の商用車販売の伸びが鈍化するものと予想されている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月19日、ディーラー筋の言を引用し伝えたところによると、新排ガス基準の導入に伴いトラックとバスの価格は1台当たり4万~6万ルピーアップする。原料コストの上昇もあって値上がり幅はさらに拡大する可能性がある。このため多くのトラック/バス輸送会社は、これまでにBS II車両を駆け込み購入しており、その反動も予想される。過去6ヶ月間に販売されたトラックの95%近くがBS IIモデルと言う。
○ダイムラー、6~49トン・トラック新モデル投入
【チェンナイ】世界最大のトラック・メーカーDaimlerは19日、2012年には6~49トンのトラックを投入、インド商用車市場への進出を果たすと発表した。
デカン・ヘラルドが9月19日報じたところによると、完全出資の現地子会社Daimler India Commercial Vehiclesを通じ4400クロー(US$9.57億)を投資、タミールナド州Oragadamに新工場を建設する。雇用者数も5倍の3000人に増員、向こう2年間にはディーラー20店もオープンすると言う。
|