2010-09-22 ArtNo.43949
◆POSCO、SAILとの合弁事業の支配権益取得か
【ニューデリー】韓国の製鉄会社POSCOは同社が開発したFINEX技術を用い粉鉱石(iron ore fines)からスチールを製造する合弁プロジェクトの支配権益を手に入れることができそうだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとザ・ヒンドゥーが9月20/21日報じたところによると、インドの国営製鉄会社Steel Authority of India Ltd(SAIL)とPoscoの同合弁事業には1万2000~1万5000クロー(US$26.09億-32.61億)が投資される見通しで、Poscoは同プロジェクトの75%のシェアを占めることを望んでいるとされる。
コンサルティング・エンジニア国際連盟(International Federation of Consulting Engineers)が20日主催したサミットの会場でVirbhadra Singh鉄鋼相は「政府は原則的にPOSCOが合弁事業の支配権益を取得することに反対しない。鉄鋼省は一両月中に同プロジェクトを閣議にかけ承認を求める」と記者団に語った。
○MSP Steel、年産10万トンの海面鉄製造施設増設
【ムンバイ】西ベンガル州Kolkata拠点の総合鉄鋼メーカー、MSP Steel and Powerは、800クロー(US$1.74億)を投じ、チャッティースガル州Raigarhの既存工場を拡張する。計画の第一期分は来月までに完成、年産10万トンの海面鉄製造施設と18MW(メガワット)の発電施設が増設される。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月21日伝えたところによると、MSPは今年8月までに350クロー(US$7609万)を投資した。負債/自己資本比率は1:2。
第二期計画では来年7月までにさらに年間10万トンの海面鉄製造施設、年間60万トンのペレット製造施設、34MWの発電施設が追加される。
○亜鉛メッキ鋼近く値上がり
【ムンバイ】亜鉛メッキ鋼の国内価格は、需要増とコスト・アップから、今後2ヶ月間にトン当たり500~1000ルピー値上がりする見通しだ。
エコノミック・タイムズが9月18日報じたところによると、Uttam Galva SteelのAnkit Miglani取締役は18日の年次総会後記者会見し、以上の見通しを語った。それによると、国内価格は国際価格に比べ低い水準にある。同値上がり後、価格は安定し、向こう2四半期は横ばい状態が維持される見通しと言う。
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