【ムンバイ】後発医薬品に対する関心が世界的に高まる中、多国籍製薬会社は今後インドにおけるブランド後発医薬品ビジネスに照準を合わせるものと見られる。
デカン・ヘラルドが9月14日報じたところによると、信用格付け会社Investment Information and Credit Rating Agency (ICRA)はこのほど以上の報告書を発表した。それによると、世界の大手創薬会社は、先進国におけるコスト抑制、開発過程の製品の欠乏、既存特許権の失効等、複数の要因から、過去数年、低調な成長を遂げて来た。それとは対照的にインドを初めとする新興市場には、力強い成長の潜在性が存在する。
多国籍製薬会社は目下インドにおいて、ローカル・ブランディング、ローカル・ソーシング、ローカル環境に合わせた値付けを含む製品のローカル化を通じ、ブランド後発医薬品市場の開拓に取り組んでいる。こうした戦略は、製品の価格競争力や受容性を高めるのに役立っている。
多国籍製薬会社は地理的市場浸透を拡大するためにインドにおいて実戦能力の強化を図り、またインド市場で新製品を発売しているが、こうした活動は人件費を増大させる。また販促やマーケッティング・コストも上昇し、営業マージンを押し下げる要因になっている。しかし依然として相対的に心地よい水準が維持されていると言う。