2010-09-06 ArtNo.43882
◆Hindalco、2年内にUS$44.7億投じアルミ事業拡張
【ムンバイ】Aditya Birlaグループ傘下のHindalco Industries Ltd(HIL:Hindustan Aluminium Company Ltd)は2010-11年に1万クロー(US$21.28億)、2011-12年に1万1000クロー(US$23.41億)、合計2万1000クロー(US$44.69億)を投資するとともに、現在の32%のプロモーターの持ち分を引き上げることを検討している。
ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズが9月4日報じたところによると、HILのKumar Mangalam Birla会長は3日催された第51回株主総会の席上以上の計画を語った。それによると、上記拡張プロジェクトは2012年と2014年の稼働を目指す。HILは向こう4年間に新規及び拡張プロジェクトに約4万クロー(US$85.12億)を投資する。
マドヤプラデシュ州Mahanにおける年産36万トンのアルミニウム製造施設と900MW(メガワット)の自家発電施設に9200クロー(US$19.58億)、年産36万トンのAditya Aluminaプロジェクトに9200クロー(US$19.58億)、オリッサ州における年産150万トンのUtkalアルミナ・プロジェクトに7000クロー(US$14.9億)を、それぞれ投資する。Utkal Aluminaプロジェクトの年産量は将来300万トンに拡張される。Utkal Aluminiumプロジェクトに関しては最近28銀行と4906クロー(US$10.44億)を借り入れることで合意した。上記プロジェクトにJharkhand Aluminiumプロジェクトを加えた新規プロジェクトは、何れも進捗を見ている。
HILには現在、外国機関投資家が29%、銀行と国内機関投資家が13%出資している。32%のプロモーターの持ち分は比較的小さいが、敵対的買収の可能性は特に予想していない。しかし、プロモーター持ち分を引き上げることは常に検討している。
HILが2007年に60億米ドルで買収した海外子会社Novelisは当初莫大な赤字を計上していたが、2009-10年度の金利税償却費控除前利益(EBIDTA:earnings before interest, depreciation, taxes and amortisation)は前年比55%増の7億5400万米ドルをマーク、今会計年度は10億米ドルの大台に乗る見通しと言う。
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