【ニューデリー】消費者の購買意欲の高まりと、一連の新モデルの登場、手軽に利用できる低金利ローンを背景に、自動車メーカー各社は8月も好調な販売成績を実現した。
デカン・ヘラルド、ファイナンシャル・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月1/2/3日報じたところによると、乗用車市場をリードするMaruti Suzuki India Ltd(MSIL)の8月の販売台数は昨年同月比23.56%増の10万4791台と、月間販売の記録を再度塗り替えた。取り分けEecoやOmniレーンジの販売台数が114%の最大の伸びをマーク、SX4とDzireレーンジが34%増で、これに続いた。Swift、WagonR、A-Star等6モデルを揃えたA2セグメントの販売台数は、昨年比26%増の6万5953台を記録した。しかしかつての売れ筋Maruti 800の販売台数は1万2117台と、昨年同月に比べ30%減少、VitaraとGypsyの販売も半減した。
Hyundai Motors India Ltdの国内販売台数は昨年同月比17.2%増の2万8601台を記録したが、輸出は12.3%減の2万2035台にとどまった。合計販売台数は昨年同月比2.3%増の5万636台を記録した。
Tata Motors Ltd(TML)の自動車販売台数は昨年同月比32.38%増の6万5938台、うち国内販売台数は同29%増の6万781台、乗用車の販売台数は同45%増の2万5196台、超小型車Nanoの販売台数が8103台を記録した。しかしIndicaの販売台数は同22%減の7531台にとどまった。商用車の販売台数は昨年同月比20%増の3万5585台を記録、中でも中・大型商用車のそれが同34%増の1万4851台に達した。TMLが販売を引き受けているイタリア企業Fiatの販売台数は昨年同月比35%減の1812台にとどまった。
General Motors India(GMI)の8月の販売台数は、小型車BeatやCruze sedanの好調な売れ行きに支えられ、昨年同月比34%増の7941台をマークした。
Ford India Ltd(FIL)の8月の販売台数は、やはり小型車Figoの人気に助けられ、7925台と、昨年同月に比べほぼ3倍に増加した。Figoは今年3月の発売以来3万4000台の注文を得ている。同社はFigoの南アフリカへの輸出を開始、今後さらにメキシコ、北米、アラブ首長国連邦を含む50カ国へ輸出する計画だ。
多用途車(utility vehicle)市場のリーダー、Mahindra & Mahindra(M&M)の8月の販売台数は昨年同月比29%増の2万8903台をマーク、うち国内販売台数が昨年同月の2万1410台から2万7275台に27%、輸出が同653台から1228台に62%、多用途車の国内販売台数が同1万1443台から1万2994台に14%、それぞれ増加、Loganの販売台数は昨年同月比71%増の801台を記録した。
Toyota Kirloskar Motor Pvt Ltd (TKM)の8月の販売台数は昨年同月比26%増の6361台を記録した。
商用車メーカーAshok Leylandの8月の商用車販売台数は昨年同月の4784台から7480台に56.35%、うち国内販売台数は同4233台から6705台に58%、輸出は同551台から775台に40%、それぞれ増加した。