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2010-09-01 ArtNo.43853
◆第1四半期のGDP成長率8.8%マーク
【ニューデリー】インドの国内総生産(GDP)は、製造業の堅調な伸びに支えられ今年第1四半期(2010/4-6)に8.8%成長を遂げ、昨年同期の6%や、前四半期の8.6%の伸びを上回った。しかし金融サービス等、一部の部門の成長は鈍化した。
 ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ファイナンシャル・エクスプレス、デカン・ヘラルドが8月31日報じたところによると、製造業が12.4%(3.8%)、建設業が7.5%(4.6%)、農業部門が2.8%(1.9%)、貿易・ホテル・通信サービスが12.2%(5.5%)と、これらの部門は前年同期の伸び(括弧内の数字)を上回ったが、金融・保険・不動産は8%(11.8%)、共同体・社会・個人サービスは6.7%(7.6%)と、これら2部門は前年同期の伸びを下回った。電気・ガス・水供給は6.6%(6.6%)と横ばいだった。
 政府は今年通年のGDP成長率が8.5%に達するものと予想している。計画委員会(Planning Commission)のMontek Singh Ahluwalia副委員長はこの日記者会見し、「第1四半期の8.8%の成長は予想通りで、今年通年のGDP成長率は8.5%を僅かに上回る可能性がある」と見通した。同氏によると、今後、製造業の伸びは鈍化する見通しだが、農業部門は良好なパフォーマンスが望める。このため政府の2010-11年の成長目標8.5%は実現できる見通しだ。
 工業生産指数(IIP:Index of Industrial Production)は負のベイス効果(base effect)が働くため、成長の鈍化が予想されるが、通年では二桁成長を維持できそうだ。6月のIIPは7.1%と、一桁成長に減速した。
 卸売物価をベースにしたインフレは7月に9.97%と、一桁台に鈍化したが、12月までに6%前後に沈静するものと予想される。
 比較的高いGDPの成長が維持されている現状からすれば、中央銀行(RBI:Reserve Bank of India)が金融政策を緩和する可能性はないと言う。
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