2010-08-25 ArtNo.43835
◆政府、Vedantaボーキサイト・プロジェクトの環境認可取消
【ニューデリー】中央政府の環境森林省は24日、環境法に違反し、少数部族の生活権を侵犯したとの理由で、Vedanta Resources plc(VRP)が8400クロー(US$17.88億)を投じオリッサ州Niyamgiri Hillsで計画する年産100万トンのボーキサイト採掘プロジェクトの環境認可を取り消した。
エコノミック・タイムズ、ファイナンシャル・エクスプレス、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月25日報じたところによると、オリッサ州のNaveen Patnaik首席大臣は同決定に不服を申し立てる可能性を示唆しているものの、Jairam Ramesh環境森林相の以上の発表は、ボーキサイト採掘プロジェクトに最後のとどめを刺したものと見られる。
環境森林省は、加えてVedanta Aluminiumが同州Lanjigarhに設けたアルミナ精錬施設が必要な認可を取得せずに年産能力を100万トンから600万トンに拡張、環境保護法(Environment Protection Act)に違反したとし、営業ライセンスを取消す可能性を示唆、VRPに釈明を求める通知(show-cause notice)を送付した。精錬所は26haの森林を違法に工業地に転換したとされる。VRPはNiyamgiriで採取したボーキサイトをLanjigarhで製錬する計画だった。
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