2010-08-25 ArtNo.43834
◆国営石油/ガス会社3社、VedantaのCairn India買収に対抗も
【ニューデリー】石油天然ガス省は、国営石油/ガス会社3社-Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)/Oil India Limited (OIL)/Gas Authority of India Ltd(GAIL)-を通じ、Vedanta Resources Plc(VRP)のCairn India Ltd(CIL)支配権益買収に対抗する買収提案を行うことを含む様々な方策を検討、専門家の意見を聴取している。
ファイナンシャル・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが8月24日報じたところによると、国営企業3社はVRPの84億8000万米ドル買収提案に対抗するため、既に国際金融機関から100億米ドルを借り入れることで合意したとされる。
一方、ファイナンシャル・エクスプレスとザ・ヒンドゥーが19/20日伝えたところでは、ONGCが仮にVRPのCIL買収提案に対する拒否権を行使、ラジャスタン鉱区のCIL権益を買い取るとすれば、130億米ドルの資金を必要とするものと見られる。CILは65億バレルのラジャスタン・ブロックに70%出資している。
石油天然ガス省は、Cairn Energy Plc本社に、ラジャスタン大油田を経営するCILの支配権益をVRPに売却する計画の詳細を報告するよう要求したと言う。
○Cairn India、KG海盆で新石油/ガス田発見
【ムンバイ】Cairn India Ltd(CIL)はアンドラプラデシュ州沖合Krishna Godavari海盆に連なる陸上ブロックKG-ONN-2003/1において日量75バレルの原油と日量27万立方フィートの天然ガスの流出を確認した。
ファイナンシャル・エクスプレス、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月23/24日伝えたところによると、CILは23日ボンベイ証券取引所(BSE)に以上の報告を行った。それによると、CILの完全出資子会社Cairn Energy India Pty Ltd(CEIPL)は炭化水素総局(DGH:Directorate General of Hydrocarbons)に対してKG-ONN-2003/1ブロックのNagayalanka-1zと命名された井戸から原油とガスが流出したと報告した。CILはKG-ONN-2003/1ブロックの49%、Oil and Natural Gas Corpが残りの51%の権益を保持している。
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