2010-08-20 ArtNo.43816
◆毛派、内相と首席大臣の辞職条件に話し合い受け入れ提案
【コルカタ】暴力を放棄し、話し合いの席に着くよう求めた大統領と首相の呼びかけに応え、インド共産党(CPI)毛沢東派指導部は17日、同党スポークスマンCherukuri Rajkumar別名Azad氏の殺害の法的検証、P. Chidambaram内相とアンドラプラデシュ州のK. Rosaiah首席大臣の辞職、そして72日間の停戦を前提に話し合いの席に着く意向を表明した。またその際はMamata Banerjee鉄道相を仲介役に立てるよう求めた。
ザ・ヒンドゥーとビジネス・スタンダードが8月18/19日伝えたところによると、草の根会議派(TC:Trinamool Congress)議長を務めるBanerjee鉄道相は18日、毛派リーダー、Kishenji氏の停戦提案に歓迎の意を表明するとともに、「全ての問題は外交的手続きを通じて解決されるべきだ」と語った。
Banerjee鉄道相が、毛派の勢力地、西ベンガル州West Midnapore県Lalgarh地区におけるラリー演説の中で、Rajkumar氏の死を『殺人』と表現したことを、左派政党やインド人民党(BJP)が批判していることに触れ、Banerjee女史は「TC指導者の身分で自分の意見を述べることは民主主義のルールにかなっており、私の意見を非難するのもまた自由である」と語った。
同女史はさらに、「停戦に応じるか、応じないかは、政府が決めること」と述べるとともに、毛派が同女史を仲介者に指名した点に関しては、提案内容を実際に見た上で検討するとコメントした。
○過去19ヶ月間に兵士170人が自殺
【ニューデリー】過去19ヶ月間に国軍勤務者(armed forces personnel)170人が自殺した。うち111人は2009年に自殺、今年は7月末までに59人が自殺した。
デカン・ヘラルドが8月18日報じたところによると、A K Antony国防相は18日の国会上院における書面による答弁の中で以上の数字を明らかにした。
それによると、休暇制度の改善、隊員の生活相談への宗教指導者の活用、食料/配給品の品質向上を含む諸施策を講じており、兵士のストレスに関する問題は、各部隊の隊長(formation commanders)が、セミナーやストレス管理コース、カウンセリング・セション等を通じ処理している。
独立以来1万人以上の兵士に敢闘賞(gallantry award)が授与された。武功に対する最高勲章Param Vir Chakra(PVC)の受賞者には月間3000ルピー(US$65)の報償が支給されると言う。
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