2010-08-18 ArtNo.43795
◆保健省、超強力耐性菌報告書を指弾
【ニューデリー】インド保健省は、英国の医学専門誌『The Lancet Infectious Diseases』のオンライン版が8月11日に掲載した『インド、パキスタン、英国における新抗生物質耐性メカニズムの出現:分子、生物学、疫学的研究(Emergence of a new antibiotic resistance mechanism in India, Pakistan and the UK: a molecular, biological, and epidemiological study)』と題する報告書の内容に反発、「インドの医療観光に影響を及ぼす恐れのある報告書の結論には、報告書の作成を資金援助した製薬会社の意図が窺える」と非難した。
ザ・ヒンドゥーは8月17日、保健省の以上のステートメントを伝えた。ヒンドゥー・ビジネス・ラインの同日の報道によると、保健省オフィシャルは「3ヶ月以内に抗生物質の適正な使用法に関する政策を立案する」と語った。
一方、インド当局から非難された米系製薬会社Wyethのスポークスパースンは16日、同社は確かに、欧州連合(EU)及び英国の公益信託団体Wellcome Trustとともに資金援助者に名を連ねているが、調査の方針、データの収集、分析、解釈、報告書の作成には全く関わっておらず、如何なる影響も及ぼしていないとコメントした。
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