2010-08-13 ArtNo.43779
◆食品インフレ、二桁台に再突入、燃料インフレは鈍化
【ニューデリー】卸売物価指数(WPI:Wholesale Price Index)をベースにした食品インフレは、7月に入って2週間連続一桁の伸びに鈍化していたが、7月31日までの1週間に11.40%をマーク、二桁台に再突入した。前週の食品インフレは9.53%だった。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、ファイナンシャル・エクスプレス、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズが8月12/13日報じたところによると、食品価格指数は、年間ベースで11.40%上昇したが、前週との比較では0.2%下降した。これは主に果実/野菜/木豆(arhar)/海水魚/レンズ豆(masur)/トウジンヒエ(bajra)が前週に比べ各1%値下がりしたため。しかしコーヒーは3%、茶は2%、調味料・香辛料は1%、それぞれ値上がりした。
この結果、一次産品価格指数も前週に比べ0.1%下降した。とは言え年間ベースでは15.66%アップ、前週の14.36%に比べ加速した。一次産品価格指数中の非食品グループは前週に比べ0.2%上昇した。これは主に絹(raw silk)が4%、コプラが2%、ゴム(raw rubber)/胡麻種/落花生種/綿の実/タバコが各1%値上がりしたため。しかし西洋油菜(rape)と芥子種(mustard seed)は各1%値下がりした。
燃料/電気/照明/潤滑油価格指数は前週と同水準を維持したが、年間ベースでは12.66%アップ、前週の14.26%に比べ鈍化した。
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