【ニューデリー】経済の活況に伴う貨物輸送需要の増大を背景に7月の5~49トン・トラックの販売台数は2万4469台と、昨年同月の1万6265台に比べ52.30%増加した。自動車メーカーが9月30日以降、Euro II排ガス基準を満たしたトラックの製造を停止し、より高額なEuro III及びIVトラックの製造に転換するのを前に、Euro IIトラックの駆け込み購入がなされたことも、販売の伸びにつながったものと見られる。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月4日、インド運輸調査訓練基金(IFTRT:Indian Foundation of Transport Research and Training)の最新レポートを引用し報じたところによると、30~49トンの多軸トレーラー(Multi-axle trailer)の販売台数が昨年同月比85%増の2454台と、最高の伸びを見た。次いで25.2~31トンの多軸車両(Multi-axle vehicle)が同61%増の9824台を記録した。5~7.5トンの軽商用車(Light commercial vehicle)の販売台数は同30%増の3459台で、最も低い伸び率にとどまった。 ○7月のトラック賃貸料3%アップ
【ニューデリー】伝統的に運送需要が減退するモンスーン・シーズンに関わらず、7月のトラック賃貸料は昨年同月比2~3%アップした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月4日、インド運輸調査訓練基金(IFTRT:Indian Foundation of Transport Research and Training)の報告引用し伝えたところによると、製造業部門の高成長と輸出入貿易の活況に支えられ、2009年11月~2010年5月の間にトラック賃貸料は23~25%上昇したが、6月にはさらに6~7%上昇、過去最高をマークした。7月初旬には、ディーゼル油やタイヤの値上がりを背景にトラック賃貸料は10~12%上昇したものの、その後沈静した。北部インドにおけるリンゴの記録的豊作と、全国各地への配送需要や南部インドにおける柑橘類の豊作も、こうしたトラック賃貸料の変動に影響した。
7月の賃貸料に関してはDelhi-Raipur-Delhi間が最高の3.52%、次いでDelhi-Kandla-Delhi間が3.42%の伸びを見たのに対し、Delhi-Mumbai-Delhi間の伸び率は1.96%と最低だった。 ○Volvo-Eicher、バス/トラック販売47%アップ
【ニューデリー】Volvo-Eicher Commercial Vehicles傘下のEicher Trucks and Busesの7月の販売台数は3100台と、昨年同月比47%増加した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月5日伝えたところでは、5トン以上の商用車販売は昨年同月比61%、VEシリーズの大型トラックの販売は同166%、それぞれ増加した。しかし輸出台数は26台と、昨年同期の247台に比べ激減した。 ○フォルクスワーゲン、7月の販売台数2597台
【ムンバイ】Volkswagenの7月の販売台数は2597台をマークした。中でもJettaの販売台数は昨年同月比36%、Passatは同67%の成長を見た。
デカン・ヘラルドとヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月4日報じたところでは、今年初7ヶ月(2010/1-7)のBeetle新モデルの販売台数は301台、スポーツ・ユーティリティー車Touaregは69台を記録した。今年3月に発売したハッチバックNew Poloのこれまでの販売台数は6618台と、目覚ましい売れ行きを見せている。今年(calender year)第4四半期にはVentoを発売すると言う。