○ミャンマーと投資/セキュリティー協定
【ニューデリー】マンモハン・シン(Manmohan Singh)首相とミャンマー国家平和発展評議会(SPDC)のタン・シュエ(Than Shwe)議長の27日の会談後、インドとミャンマーは一連の協定に調印した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ファイナンシャル・エクスプレス、ザ・ヒンドゥーが7月27/28/29日伝えたところによると、これらの協定には、インドがこれまでミャンマーに提供した援助を継続・拡大することに関する4協定と刑事犯罪に対する相互協力協定、インド投資家によるミャンマーの農業/畜産/漁業/鉱業/建設/工学/発電領域に対する投資関連協定が含まれる。Rhi-Tiddim間道路の建設・拡張工事には6000万米ドル以上が投資される。
シュエ議長は25日にビハール州Gaya県入りし、5日間の訪印日程をスタートした。シン首相とシュエ議長の会談では、テロ犯罪に対する協力が中心課題とされた他、MandalayとTamuの商業ハブにおける中国商人の勢力拡大で同地のタミール人社会が脅威に晒されている問題も話し合われた。 ○印・土・CISビジネス・フォーラム開催
【ニューデリー】インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)、トルコ海外経済関係委員会(DEIK:Foreign Economic Relations Board of Turkey)、独立国家共同体(CIS)諸国の業界組織は、インド商工省の賛助も得て来月、イスタンブールでビジネス会議を催す。
ファイナンシャル・エクスプレスが7月27日伝えたところによれば、Anand Sharma商工相はハイレベルな代表団を率い、8月24日から2日間にわたり開催される同会議に出席する。同会議はインド企業がトルコを通じて欧州やCIS諸国にその製品を輸出する機会開拓に役立つと言う。 ○インド/トルコ、FTA締結目指し合同会議設置
【ニューデリー】インドとトルコは自由貿易協定(FTA:free trade agreement)の締結を目指し、合同調査委員会を設置する。
ファイナンシャル・エクスプレスが7月29日報じたところによると、商工省のAK Mangotra副次官はインド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)主催の会議の会場で以上の消息を語った。それによると、両国代表は9月に当地で再度会議を催す。合同委員会は今年末、もしくは来年第1四半期までに報告書を作成する。インドと中央アジアとの貿易は30億米ドルを僅かに超えるレベルだが、FTAの下、関税が引き下げられるなら、貿易額は大幅に拡大する見通しと言う。 ○インド/香港貿易、今年は12%成長
【ムンバイ】香港貿易委員会(HKTDC:Hong Kong Trade Development Council)は、今年のインドとの往復貿易が昨年比12増加するものと見ている。
エコノミック・タイムズが7月29日伝えたところによると、HKTDCのRaymond Yip常務理事補(AED)はPTI通信に以上の見通しを語った。それによると、香港の往復貿易総額は6610億米ドルで、この内インドとの貿易額が120億米ドルを占める。インド貿易は輸出入がほぼ50:50の割合になっている。目下のところ、インドとの貿易額は、香港の貿易総額の2%に過ぎないが、今後の成長の潜在性は極めて大きいと言う。