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1995-12-19　ArtNo.4370

【ホーチミン】インフラ開発の速度が貿易の拡大に追いつかぬため、ベトナムの港湾渋滞現象は2年内に極限に達する見通しだ。
往復貿易は年率30％の成長を遂げているが、港湾施設にはほとんど改善が見られない。中でもホーチミンとハノイに近接したハイフォンの状況は最悪と言う。これら両港はいずれもリバー・ポートで、常に浚渫を必要とする。ハイフォン港の設計上の貨物処理能力は年間320万トンが上限とされるが、今年初10カ月の処理量は385万トンに達した。道路交通の安全措置が災いし、港湾に積み残された貨物は益々拡大している。こうした状況が持続すれば主要海運会社はベトナムの港湾への寄港を回避するようになり、運輸コストの急騰を招く恐れも有ると言う。(ST,BT:12/18)

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