【ニューデリー】インド政府は、来年初までに鉱区を選定し、2011年8月初にシェールガス(shale gas)鉱区の入札を募集する。
ビジネス・スタンダードが7月26日報じたところによると、グジャラート州Cambay、東北地区のAssam-Arakan、中央インドのGondwana等にシェールガス資源の存在が確認されている。シェールガス鉱区入札のロードマップ作成を委ねられた炭化水素総局(DGH:Directorate General of Hydrocarbons)は、鉱区選定後、各入札ブロックの線引きをする。石油天然ガス担当のJitin Prasada国務相は最近、DGH幹部と会合し、関係問題を協議した。これは炭層メタンに次ぐ、インドにおける非伝統的天然ガス資源の開発と言える。
既に海外のシェールガス資源開発に乗り出しているReliance Industries Ltd (RIL)等のインドの主要エネルギー会社は、1年内にインド国内においてシェールガスの開発を手がけることができそうだ。ちなみに国営Oil and Natural Gas Corporation(ONGC)取締役会は今年3月、128クロー(US$2724万)を投じ、ジャールカンド州と西ベンガル州にまたがるDamodar Basinにおいてシェールガスの試掘を行う方針を決めている。