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	2010-07-28 ArtNo.43685 
	◆中央銀行、主要金利引き上げ、GDP予測を上方修正 
	【ニューデリー】中央銀行Reserve Bank of India (RBI)は、インフレの高進と需要圧力を抑制する狙いから27日、ベンチマークとされる主要金利を引き上げた。短期貸出金利(repo rate)を5.75%に0.25%ポイント、短期借入金利(reverse repo rate)を4.50%に0.50%ポイント、それぞれ引き上げたが、支払い準備率(CRR:cash reserve ratio)と公定歩合(Bank rate)は各6%に据え置いた。 
  ファイナンシャル・エクスプレス、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズが7月27日報じたところによると、この日2010-11年度金融政策の第1四半期見直し報告書を発表したRBIは、今会計年度の国内総生産(GDP)成長見通しを、これ以前の8%から8.5%に、通年のインフレ率を同5.5%から6%に、それぞれ上方修正した。 
  RBIは、ここ暫く金融緩和政策を徐々に平常に戻す方針を繰り返し表明して来たが、短期借入金利の引き上げ幅はエコノミストらの予想を上回った。同発表後、ルピーの対米ドル相場は1米ドル46.84/85ルピーから46.81/82ルピーにアップ、ベンチマーク10年債利回りは7.66%に1ベイシスポイント・ダウン、スワップレートも僅かに軟化、ボンベイ証取(BSE)センシチブ指数(SENSEX)は0.3%アップした。 
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