【ニューデリー】比較対象の昨年同期の数字が高水準(11.93%)だったこともあり、7月10日までの1週間の食品インフレは12.47%と、前週の12.81%に比べ僅かに鈍化した。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥー、ファイナンシャル・エクスプレスが7月22/23日伝えたところによると、一次産品価格指数は前週に比べ0.4%、昨年同期に比べ16.48%、それぞれアップ、年率の伸び率は前週の16.25%に比べ加速した。
食品価格指数も前週に比べやはり0.6%アップしており、食品インフレ(年率)の上昇率鈍化は、単なるベイス効果によることが、この点からも窺える。鶏肉は前週に比べ6%、調味料/香辛料は同3%、ミルク/緑豆(gram)/淡水魚/果実/野菜は同各1%値上がりした。しかしムング(moong:豆の一種)は同3%、海水魚/メイズ/木豆(arhar)は同各1%値下がりした。
非食品グループ指数は前週に比べ僅かに下降した。これは主に原綿が前週に比べ1%値下がりしたため。しかし原料絹/天然ゴムは各1%値上がりした。
燃料/電気/照明/潤滑油価格指数の上昇率は前週と同じ14.27%にとどまった。
中央銀行Reserve Bank of India(RBI)は27日に金融政策の四半期見直し報告書を発表するが、アナリストらは金利引き上げは免れないと見ている。RBIは27日以降も一層の引き締め策を講じるものと予想されている。