2010-07-21 ArtNo.43665
◆TOB敷居値を25%に、公開買付下限を100%にアップ
【ニューデリー】インド証券取引局(SEBI:Securities and Exchange Board of India)の専門委員会は19日、敵対買収を抑制する狙いから既存規則に大幅な修正を加えることを提案した。
ファイナンシャル・エクスプレスとデカン・ヘラルドが7月19/20日伝えたところでは、修正案には以下の点が含まれる。①公開買い付け義務が生じる株式取得上限を現在の総発行株式の15%から25%に引き上げる。②公開買い付け義務の下限を20%から100%に引き上げる。③いわゆる株式の漸増的取得(creeping acquisition)は、既に25%以上の株式を保有している場合にのみ認める。現在は15%以上55%未満の株式保有者が漸増的取得を実行できる。④間接的に25%以上の議決権を取得した場合も、公開買付を義務づける。⑤既に25%以上の株式を保有するものは、10%の公開買付を提案できる。⑥株式を取得後当該企業の上場廃止を意図するものは事前にその意図を表明せねばならない。
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