【ニューデリー】先月、中国企業10社の登録を取り消したインド薬品監督総監(DCGI:Drug Controller General of India)オフィスは、輸入される中国製原末(bulk drug)に対する監視を強化している。
ビジネス・スタンダードとエコノミック・タイムズが7月9日伝えたところによると、インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)が9日主催した催しの会場で、Surinder Singh薬品監督総監は以上の消息を語った。それによると、中国から輸入される原末は中国当局の認可を得ているが、上記の10社は薬品製造基準を満たしていないため10社合計40の輸入ライセンスを取り消した。これは、数が極めて多く、異例である。DCGIオフィスは今後中国製品に対する監視を強化する。現在、複数の中国企業の検査を進めており、近く商工省の支援も得て中国に検査官(inspectors)を派遣する。中国企業350~400社がDCGIの認可を得ており、これらの企業を全てチェックすることはできないが、多少なり疑いが生じたものは再検査(中国当局の検査に加えインド側が独自に行うクロス・チェック)する。DCGIは特別の訓練を施された検査官64人を有するが、来年までに169人に増員すると言う。