○NMDC/ArcelorMittal、今月末に海外鉱山開発合弁の詳細決定
【ハイデラバード】ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、ファイナンシャル・エクスプレスが7月9/10日報じたところによると、国営鉱山会社National Mineral Development Corporation (NMDC)とArcelorMittalの海外における鉱山開発合弁計画は今月最後の週に予定される会議の席で具体的内容が固まる見通しだ。NMDCのRana Som会長兼MDによると、海外における鉱山開発は10件手がければ、内1件が離陸すると言ったもので、豊富な資金を有するパートナーと提携する必要がある。ArcelorMittalは西アフリカ、セネガルのFaleme鉱山の権益を保持しており、同鉱山の鉄鉱石埋蔵量は7億5000万トンと見積もられている。両社はアンドラプラデシュ州Hyderabadで会談し、合弁計画の詳細を詰めると言う。 ○NMDCの鉄鉱石値上げで海綿鉄業界打撃
【コルカタ】ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月8日伝えたところでは、国営鉱山会社National Mineral Development Corporation (NMDC)の最近の鉄鉱石値上げ海綿鉄製造業界が打撃を受けている。チャッティースガル州にはおよそ90社の海綿鉄会社が存在し、年間1200万トンの海綿鉄を製造している。これらの企業はオリッサ州で年間1000万~1200万トンの鉄鉱石を調達、別に300万トンをNMDCから購入している。チャッティースガル海綿鉄製造業者協会(CSIMA:Chhattisgarh Sponge Iron Manufacturers Association)のAnil Nachrani会頭によると、NMDCの第2四半期(2010/7-9)の塊鉱価格はトン当たり3200ルピーから3650ルピーに14%、破砕した塊鉱(CLO:crushed lump ore)の価格はトン当たり3734ルピーから4364ルピーに17%弱、それぞれ値上げされた。これに対してオリッサ州の鉱山における調達コストはトン当たり僅か750ルピー。NMDCは第1四半期にも各57.19%と59.97%の値上げを行っており、この結果海綿鉄会社10~12社が操業停止に追い込まれたと言う。 ○NMDC、第3四半期には鉄鉱石値下げも
【ハイデラバード】ヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月10日報じたところでは、2010年初から数度にわたり値上げを行ってきた国営鉱山会社National Mineral Development Corporation (NMDC)は第3四半期(2010/10-12)には、国際市場動向も配慮し鉄鉱石価格を下方修正するものと予想されている。鉄鉱石価格は第1四半期(2010/4-6)には前年同期比90%引き上げられ、トン当たり120~135米ドルに達した。NMDCは第2四半期の価格もトン当たり145米ドルにさらに引き上げた。NMDCのRana Som会長兼MDはこのほど同紙に「我々は鉄鉱石価格が次期四半期に下降するものと予想している」と語った。 ○住民、POSCO補償パッケージの受け入れ拒絶
【ブーバネスワル】ファイナンシャル・エクスプレスとヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月10日伝えたところによると、オリッサ州政府は9日夕刻、Posco India Pvt Ltdの1200万トン鉄鋼プロジェクトに伴う立ち退き住民の再定住リハビリテーション計画を発表したが、Jagatsinghpur県Kujanga Tehsilの4004エーカーの土地の住民は10日、同計画の受け入れを拒絶した。