2010-07-09 ArtNo.43618
◆ルノー/日産との超低価格車計画はOEM方式で:Bajaj
【ニューデリー】地元二輪/三輪車メーカーBajaj Auto Ltd(BAL)は6日、ルノー日産とのウルトラ低コスト・カー(ULCC:ultra-low-cost car)プロジェクトは相手先商標製造(OEM: Original Equipment Manufacturer)ベースで行い、合弁契約を結ぶ考えのないことを明らかにした。
デカン・ヘラルド、ファイナンシャル・エクスプレス、ビジネス・スタンダードが7月6/7日報じたところによると、2012年の発売が目指されるULCCの開発製造プロジェクトは当初BALが50%、ルノーと日産が各25%出資する合弁会社を設立して進めるはずだった。BALが二輪/三輪車の製造で培った低コスト車開発能力を梃子に、Tata Motorsの超低価格車Nanoに対抗する小型車を開発するはずだったが、BALのRajiv Bajaj重役(MD)は、PTI通信に対し、単なる受託製造業者の役割を担う考えを明らかにした。
ルノー/日産のムンバイ拠点のスポークスマンはこの点に関するメールによる質問に、「2009年11月の3社合意に基づきプロジェクトはスケジュール通り進捗している」と、回答したと言う。
一方ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6日報じたところによると、近くMicraの発売を予定する日産は、既に地場商用車メーカーAshok Leylandと合弁で製造する次のコンパクト・カーの準備に取り組んでいる。消息筋によると、プロジェクトは依然コンセプト段階にあるが、日産チームは既にインド最大の売れ筋Bセグメント・カー、Maruti Altoユーザーに接触、買い換えの意向を打診していると言う。
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