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2010-07-09 ArtNo.43613
◆日印、国連安全保障理事会再編問題で共同歩調確認
【ニューデリー】国連が安全保障理事会の再編に関する国際協議を開始したのに伴い、インド、日本、ドイツ、ブラジルから成るG-4(Group of Four)は協調体制を復活する方針を決めた。
ザ・ヒンドゥーが7月7日伝えたところによると、インド外務省のNirupama Rao次官及び国防省のPradeep Kumar次官は6日、日本の佐々江賢一郎外務審議官及び中江公人防衛事務次官と当地で会談、今年9月のニューヨーク国連総会に際して、南アフリカ代表も加え、G-4外相会議を催すこと等で合意した。政府筋によると、G-4としての安全保障理事会改革案の枠組みは既に存在するが、如何に同案を再提起し、実現を目指すかに関して意見を交換した。その後双方は外交協議会(FOC:Foreign Office Consultations)を催した。
安全問題、戦略提携、そして地域情勢が2度の会議の主要なテーマになった。地域情勢についてはパキスタン、アフガニスタン、ミャンマーの問題が取り上げられた。インド海軍と日本海上自衛隊の共同演習やアデン湾における海賊取り締まりを含む海事面の協力を拡大することでも合意した。
今回のインドと日本の間の2+2会議は、昨年12月に両国首相が安全問題に関する行動計画で合意した後の最初の会議で、インドがこの種の2+2会議を催したのは今回初めてのこと。日本側は既に米国およびオーストラリアともこの種の会議を行っており、今回は3度目。日本サイドには安全問題に関する対話を拡大する動きが見られた。
Rao外務次官は、日本サイドが、様々な方面の反対にも関わらず先月、インドと民生用核協力に関する最初の会議を行ったことに、歓迎の意を表明した。しかし同会議後、長崎と広島の市長は岡田外相と会談、核拡散防止協定未調印のインドと民生用核協力交渉を行わないよう申し入れた。
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