2010-07-05 ArtNo.43597
◆化学企業動静:Nakoda/Kesoram/Rashtriya/Tata
【ムンバイ】ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月1日報じたところによるとグジャラート州Surat拠点の完全延伸繊維(FDY:fully drawn yarn)メーカーNakoda Ltdは、子会社のKorean Petrochem Ltdを通じ、韓国のポリエステル繊維メーカーKyunghan Industry Company LtdがKyunghanに設けた製造施設を4000万米ドルで買収する。4000万米ドルの内2500万米ドルは固定資産の買収に、残りは運転資金に充当される。プロモーターは自己資本1000万米ドルを注入する他、Canara Bank(London)とUCO Bank(Hong Kong)から各750万米ドルを借り入れると言う。
エコノミック・タイムズが7月1日伝えたところによると、年商1万3000クロー(US$28.26億)以上のB K Birla Groupの一翼を担うKesoram Industriesは、傘下Hindusthan Heavy Chemicalsの化学ビジネスと遊休中のKesoram Textiles Millsを売却する。同部門はKesoram売上げの5.5%に貢献している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月30日伝えたところではRashtriya Chemicals and Fertilizers(RCF)は15億米ドルを投じガーナに尿素と硝酸アンモニウムの製造工場を設ける。RCFのU.S. Jha会長によると、7月4日にガーナ政府と関係覚書を交換する。RCFとパートナーのインド企業が同プロジェクトに51%、ガーナ政府が49%を、それぞれ出資する予定と言う。
ザ・ヒンドゥーとヒンドゥー・ビジネス・ラインが7月1/2日報じたところでは、Tata Chemicals Ltd(TCL)は3500~4000クロー(US$7.61億-8.7億)を投じ、ウッタルプラデシュ州Babralaに設けた年産125万トンの尿素プラントの生産能力を2倍に拡大する。
一方、TCLはこのほど浄水器『Swach』新モデルを499ルピー(US$11)で発売した。TCLは、この種の低コスト浄水器に対する旺盛な需要に応じるため、北部に新工場を設ける計画だ。
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