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2010-07-05 ArtNo.43592
◆食品インフレ、12.92%に鈍化
【ニューデリー】食品インフレは、6月19日までの1週間に昨年同期比12.92%アップしたが、前週の16.9%から大幅に鈍化、過去8ヶ月来最低の伸び率となった。しかしこれは主に比較対象になる昨年同期の数字が高水準だったことに伴うベイス効果によるもので、その実、食品価格指数そのものは、前週に比べ0.3%アップした。
ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ファイナンシャル・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダードが7月1/2日伝えたところによると、昨年同期に比べ豆類は32%、果実は9%、ミルクは16%、それぞれ値上がりした。また前週との比較ではジャガイモの価格が4%、タマネギが7%、それぞれアップした。
一次産品価格指数は昨年同期に比べ14.45%上昇、前週の17.60%の上昇率に比べ鈍化したが、指数そのものは前週に比べると、やはり0.2%アップした。
燃料/電気/照明/潤滑油価格指数は前週と同じ370.2にとどまったが、昨年同期に比べると12.9%アップ。しかい前週の13.18%をやはり下回った。
卸売物価指数(WPI:wholesale price index)をベースにしたヘッドライン・インフレ(総合インフレ)は10.16%と、4月の9.59%を上回り、終に二桁台に達したが、政府が燃料価格を引き上げたこともあり、6月のヘッドライン・インフレは一層上昇するものと予想されている。
政府は、例年並みの雨期到来により食品インフレが沈静に向かうと期待しており、中央銀行Reserve Bank of India(RBI)もヘッドライン・インフレが2011年3月末までに5.5%に鈍化すると予想していた。しかしRBIのD. Subbarao総裁は先月、7月27日に発表する四半期報告書の中で同見通しに修正を加えることを示唆した。
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