SEAnews 2010-06-30 ArtNo.43573

【ニューデリー】韓国のSamsungとLG、中国のLenovoとHaierは、それぞれ異なる品目、異なる客層にターゲットを絞った成長戦略を梃子に、復調の波に乗るインド市場の開拓に本腰を入れている。
エコノミック・タイムズとデカン・ヘラルドが25日報じたところによると、Samsung Indiaは初のミラーレス一眼カメラ『NX10』2モデルを4万2290ルピーと4万4990ルピーで発売、カメラ市場のシェアを2倍以上の20％に引き上げる計画だ。
ザ・ヒンドゥーとヒンドゥー・ビジネス・ラインが25／26日伝えたところでは、LG Electronics India Pvt Ltdはフラット・パネル・ディスプレーとモバイル・コミュニケーションを成長戦略の中心に据え、7月末までにLCDパネル50モデルを、また今年末までに250種類以上の新製品をインド市場に投入する。同社は2013年までに3億米ドルを投じて製造能力と研究開発(R&D)能力を拡張、向こう5年間に年率30％以上の成長を目指す。
デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが23／24日伝えたところによると、Lenovo Indiaは23日、ノートブック、ネットブック、デスクトップ合計12モデルをお披露目、若年層をターゲットにインド市場の開拓に本腰を入れている。2008－09年は業界にとって厳しい年だったが、Lenovo Indiaは昨年40％の成長を達成、第4四半期に2.5％市場シェアを上乗せした。同社の企業市場シェアは17％に達したが、消費者市場シェアは10％に満たず、中小企業市場シェアに至っては4％にとどまっている。
ファイナンシャル・エクスプレスが29日報じたところでは、4年内に家電と消費者用電子セグメントでトップ4ブランドになることを目指すHaier Indiaは、今年の売上げをカレンダー・イヤー2009年の350クロー(US$7609万)から950クロー(US$2.06億)に200％拡大することを目標にしている。今シーズンだけで冷蔵庫40万台、エアコン13万台、洗濯機12万台を販売する計画と言う。