SEAnews 2010-06-30 ArtNo.43567

【トロント】インドとカナダは27日、民生用核協力協定に調印、両国関係の新たな1ページを開いた。
ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダードが6月28／29日伝えたところによると、I.K. Gujral元首相以来、インドの首相としては16年ぶりに当地を訪れ、G20会議に出席したManmohan Singh首相はこの日、Stephen Harperカナダ首相との二者会談後、民生用核協力協定調印式に立ち会った。
両首脳は会談の席上、インドがウラニウムや原子力設備をカナダから輸入することを含む、民生用核協力問題に関して意見を交換するとともに、テロリズムを強く非難する立場を表明した。両国間の民生用核協力協定には、使用済み核燃料の再処理や放射能の安全対策も含まれている。
一方、岡田克也外相は25日、インドと民生用核協力交渉を開始する日本政府の方針を明らかにした。最初の会議は28日と29日に東京で催された。インドの地元紙によれば、年内に予定されるシン首相の訪日に際して、両国間の経済協力協定(EPA:economic partnership agreement)が調印される可能性も予想されると言う。