2010-06-30 ArtNo.43566
◆Hindustan Copper、アフガニスタン鉱山開発に関心
【ニューデリー】インドの国営鉱山会社Hindustan Copper Ltd(HCL)は、アフガニスタンにおける1兆米ドルの鉱物資源開発に強い関心を表明した。HCLのShakeel Ahmed会長兼MDはこのほどPTI通信のインタビューに応じ「アフガニスタンは近く国内鉱山の開発入札を募集する見通しだが、我々は大いに関心がある。取り分け銅鉱山の入札には応札したい」と語った。
エコノミック・タイムズが6月28日伝えたところによると、アフガニスタンのWahidullah Shahrani鉱業相は去る15日、インドの鉱山会社に、Rio TintoやBHP Billiton等のグローバル・メジャーとともにアフガニスタンの鉱業資源を開発するよう呼びかけた。HCLのAhmed会長の談話はこれに応じたもの。アフガニスタン政府は6月25日には、ロンドンでロードショーを催し、世界の投資家に同国鉱山資源への投資を呼びかけた。
安全面の懸念に触れ、Ahmed会長は「アフガニスタン政府は、進出する外国企業にあらゆる可能な安全対策を講じるだろう」と楽観的見通しを示した。
HCLはアフガニスタンの他、南米のチリとアフリカのナミビアにおいて銅鉱山を買収する交渉を進めている。Ahmed会長によると、HCLは付加価値生産の他、銅以外の基礎金属や貴金属領域に進出する機会も探っていると言う。
デカン・ヘラルドとエコノミック・タイムズが24日報じたところによると、HCLは24日、向こう5~7年間に4580クロー(US$9.96億)を投じ年間生産量を現在の320万トンから1200万トンに拡張する計画を明らかにした。HCLは続公募(FPO:follow-on public offer)を通じ4000クロー(US$8.7億)を調達、拡張計画費用の一部に当てると言う。
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