2010-06-28 ArtNo.43563
◆昨年のバイオ産業成長率17%、5年間に3倍に成長
【ニューデリー】インドのバイオテクノロジー産業の2009-10年の売上げは1万3700クロー、約30億米ドルと、前年比17%の成長を遂げた。
エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ファイナンシャル・エクスプレスが6月21/22日報じたところによると、生物科学企業協会(ABLE:association of biotechnology led enterprises)と専門誌BioSpectrumは、このほど共同で以上の調査結果を発表した。それによると、バイオテクノロジー産業は過去5年間に3倍に成長した。
2009-10年の売上げを部門別に見ると、生物製薬(Bio-pharma)が前年比12%増の8829クローと、全体の60%を占めトップ。以下バイオ・サービス2639クロー、バイオ農業(bio-agri)1936クロー、バイオ・インダストリアルズ564クロー、バイオ・インフォマティックス231クロー、と続く。
地域別では、西部地区売上げが6631クローと、全体の46%を占め、以下南部が5537クロー、同39%、北部が2030クロー、同7%と続き、東部はさしたるシェアを占めていない。また州別ではグジャラート州が1100クローと、全体の8%を占め、トップの座を占めた。
企業別売上げでは、カルナタカ州Banglore拠点のBioconが前年比29.3%増の118億ルピーで1位、マハラシュトラ州Pune拠点のSerum Institute of Indiaが前年比23%減の85億ルピーで2位、3位はデリー拠点のPanacea Biotecの70億3000万ルピー。
報告書は、バイオテクノロジー産業は成熟期を迎えており、向こう数年も年率20%の伸びが見込めると予想している。
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