SEAnews 2010-06-28 ArtNo.43554

【バンガロール】カルナタカ州政府は、Bangalore-Pune幹線道路に沿って、スバルナ・カルナタカ産業大動脈(Suvarna Karnataka Industrial Corridor)を開発する構想を進めており、将来的には同ルートに貨物専用鉄道(DFC:Dedicated Freight Corridor)を建設することも計画している。
デカン・ヘラルド、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月25／26日報じたところによると、カルナタカ州政府商工部のV P Baligar次長はバンガロール商工会議所(BCIC:Bangalore Chamber of Industry and Commerce)第33回年次総会の席上、以上の消息を語った。それによると、黄金の四辺形(Golden Quadrangle)幹線道路網計画の一部を成すバンガロールとマハラシュトラ州のPuneを結ぶ幹線道路は現在の6車線から8車線に拡幅される。
州政府はまたスバルナ・カルナタカ産業大動脈を、国道4号線(NH-4)に沿ってマハラシュトラ州Mumbaiまで延長すると同時にチェンナイ・バンガロール産業大動脈(CBIC:Chennai-Bangalore Industrial Corridor)もムンバイまで延長するよう、中央政府とタミールナド州政府に強く求めている。ムンバイまで延長しなければ、カルナタカ州に位置するCBICは60キロのみで、州内の僅か5％の地域がその恩恵を受けるに過ぎない。総理府はCBICをムンバイまで延長することを原則的に認めている。一方、アンドラプラデシュ州政府も同州Nellore等をCBICに含めるよう求めている。
CBICの一環としてチェンナイ／バンガロール間に8車線の高速道路を建設する計画で、近く同プロジェクトの入札が募集される。これにより両市の距離が現在の335キロから50キロほど短縮される。
カルナタカ州政府は、CBIC域内に工業パークを開発するため、Mulbagal／Kolar／Hoskote地区に4000エーカーの土地を確保した。この内、Mulbagalの1200エーカーには花崗岩産業ハブが、Kolarの800エーカーとHoskoteの1200エーカーには一般工学産業パークが、それぞれ設けられる。この他、Tumkurの1000エーカーの土地には日本村(Japanese village)も設けられる。州政府は、これらの地域において今後さらに300～400エーカーの土地を買収する計画と言う。