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2010-06-22 ArtNo.43536
◆チェンナイ市オラガダムが国内有数の工業地帯に変身
【チェンナイ】タミールナド州Chennai近郊Oragadam地区には様々な業種の大小の企業120~130社が2万5000クロー(US$54.35億)余を投資、サプライ・チェーンおよびロジスティクス・サービスのセンターとして急成長を遂げている。
ファイナンシャル・エクスプレスが6月19日伝えたところによると、KPMG取締役も務めたAmarthi Management ConsultingのSanjay Upendram重役(CEO/共同経営者)はチェンナイ周辺の強い需要や豊富な技術労働者、サプライ・チェーンに支えられ、オラガダムが、自動車/自動車部品/FMCG/ロジスティクス/情報技術(IT)産業のセンターとして今後一層急速な成長を遂げるものと予想する。同氏によると、カルナタカ州Bengaluru、西ベンガル州Kolkata、アンドラプラデシュ州Vizag、アンドラプラデシュ州Vijayawada、ケララ州Kochi、同州Trivandrum、その他の西部主要都市への良好なアクセスが、オラガダムの今後の成長を保証している。
インドのロジスティクス・コストは国内総生産(GDP)の13~14%と、先進国の8~9%を上回る。こうしたことからインド政府はロジスティクス事業に対する100%の外国直接投資(FDI)の承認、中央販売税(CST:central sales tax)の免除、付加価値税(VAT:value-added tax)の導入、貨物専用鉄道等の複合一貫輸送の構築、港湾建設に対する公共民間協力(PPP:public private partnership)の奨励や法人所得税の100%免除等の諸施策を講じている。
オラガダムには、既にNissan-Renault、Mercedes、Daimler、Delphi-TVS、Komatsu、GKN Driveline、Apollo Tyres、Sundaram Auto Components等の大手企業が拠点を設けており、需要ベース/サプライヤー/整備されたインフラ/港湾・空港・鉄道へのアクセス等複合輸送システムの存在等、良好な戦略的立地条件を備えている。
Hyundai、Ford、Saint Gobain、Nokia、Dell等が拠点を設けている近隣のSriperumbudurとの間には6車線のハイウェイが目下建設されている。シームレスなサプライ・チェーンおよびロジスティクス・チェーンを必要とする国内および国際企業の需要に支えられ、オラガダムは今後一層急速な成長を遂げる見通しだ。DHL、Realtime Logistics、ShriKailash Logistics等、内外のロジスティクス企業も同地に続々進出しつつあると言う。
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