【ニューデリー】今年初5ヶ月(2010/1-5)の国内線航空旅客数は延べ2113万8000人と、昨年同期に比べ22%増加した。
エコノミック・タイムズが6月16日伝えたところによると、5月に限っては478万5000人を記録4月の418万8000人を14%上回った。
一方、ファイナンシャル・エクスプレスが同日、民間航空総局(DGCA:Directorate General of Civil Aviation)の発表を引用し報じたところでは、ピーク・シーズンと好調な国内経済を反映し、国内定期便3社Air India/Jet Airways/IndiGoは5月に昨年同月を22%上回る合計485万6000人の旅客を輸送した。各社の搭乗率(seat factor:乗客数の座席数に対する比率)を見ると、National Avigation Company of India Limited (NACIL)77.8%(69.1%)、Jet Airways82.5%(69.2%)、前者の低価格子会社JetLite85.4%(77.4%)、Kingfisher83.2%(72.9%%)、SpiceJet90.4%(79.1%)、Paramount86.6%(89.4%)GoAir86%(84.2%)、IndiGo92.3%(85.1%)と、NACILを除き何れも80%を超えた(括弧内は昨年同月の数字)。
今年5月の国内線旅客数に占める各社のシェアは、Jet Airwaysが18.2%(15.7%)、子会社のJetLiteが8%(7.5%)で、両社合わせて26.2%(23.20)と業界をリード。以下②Kingfisher20.9%(25.7%%)、③National Avigation Company of India Limited (NACIL)が17.7%(17.6%)、④SpiceJetが13.2%(12.6%)、⑤IndiGoが15.7%(13.7%)、⑥GoAirが5.9%(4.8%)、⑦Paramountが0.4%(2.1%)と続く(括弧内は昨年同月のシェア)。
業界アナリストらは2011年3月期年度の国内線航空旅客の成長率を15~20%と予想している。