2010-06-22 ArtNo.43530
◆RIL、全てのウルトラ・メガ発電プロジェクトに入札
【ムンバイ】Reliance Industries Limited (RIL)のMukesh Ambani会長兼MDは18日催された第36回年次総会の席上、電力事業に進出する計画の一環として各4000MW(メガワット)以上のウルトラ・メガ発電プロジェクト(UMPP)全てに入札する考えを明らかにした。
エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ファイナンシャル・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが6月18/19日報じたところによると、Ambani会長は、弟のAnil Ambani 氏と取り交わした覚書の非競争条項の束縛から解放されたことから、その強力な財政基盤を武器に火力/水力/原子力発電、テレコム等の新ビジネスに進出、非有機的な事業の拡張や既存ビジネスの拡張を図り、現在800億米ドルの企業価値を10年内に2倍に拡大する方針を明らかにした。
また弟が率いるAnil Dhirubhai Ambani Group (ADAG)との建設的協力関係を築き、アンドラプラデシュ州沖合Krishna Godavari(KG)海盆KG-D6鉱区で生産した天然ガスを、デリー近郊Dadriの7800MW(メガワット)プロジェクトを含むADAGの発電事業に供給する意向を明らかにした。
Ambani氏は具体的数字を明らかにしなかったが、RILは、オリッサ州とチャッティースガル州におけるUMPPを含む電力事業に100億米ドル余を投じるものと予想される。
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