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2010-06-18 ArtNo.43518
◆ガス流出事件ミステリー(1):会長の国外脱出
【ニューデリー】マドヤプラデシュ(MP)州のRC Jain元農業部次長は10日、1984年12月にUnion Carbide India Limited (UCIL)ボパール工場でガス流出事故が発生した後、Union Carbide米国本社のWarren Anderson当時会長を保釈する指示は、MP州のArjun Singh当時首席大臣によりなされたが、首席大臣は、Rajiv Gandhi当時首相の命を受けてそうしたことを確認した。
ファイナンシャル・エクスプレス、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥーが6月11/12日報じたところによると、Union CarbideのAnderson当時会長を保釈する方針が決定された、MP州政府総務次長(chief secretary)が1984年12月7日に主宰した会議に出席した次長クラスの中で今日も存命しているのはJain氏のみで、同氏は唯一の生き証人とされる。
野党インド人民党(BJP)は12日、Anderson当時会長の国外逃避に対する国民会議派の役割を明らかにするとともに、同党に謝罪を求めるステートメントを発表したが、これに先だってManmohan Singh首相、Sonia Gandhi国民会議派議長、Pranab Mukherjee蔵相、P. Chidambaram内相、A.K. Antony国防相を初めとする国民会議派幹部は11日夕刻会合し、Anderson当時会長の保釈と出国を認めた問題については、党ではなく、政府が釈明する方針を決めた。
ちなみに中央調査局(CBI:Central Bureau of Investigation)が地裁に報告したところでは、Union Carbide本社はガス流出事故が発生する3日前に当該工場を解体し、ブラジルもしくはインドネシアに移転する方針を決めていた。それによると、UCILの当該工場は1984年1-10月の間だけで5033万9000ルピーの損失を計上しており、香港のUnion Carbide Eastern (UCE)は1984年に当該工場の閉鎖を提案していたと言う。
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