【ニューデリー】2010年5月の油粕輸出は17万3604トンと、昨年同月の17万8350トンに比べ3%減少した。
エコノミック・タイムズが6月14日報じたところによると、インド溶媒抽出産業協会(SEAI:Solvent Extractors Association of India)は、このほど以上のデータを発表した。
ここ数ヶ月脂肪種子の粉砕量が減少、需給の不均衡が生じる中、2010年4-5月の油粕輸出は37万7950トンと、前年同期の41万6935トンを9%下回った。
輸出需要の減退は、海外における家畜産業の低迷と飼料需要の持続的軟化を反映しており、オイル年(oil year)がスタートした2009年11月から2010年3月までの間の油粕輸出は下降の一途を辿った。しかし過去2ヶ月については、景気の復調と東南アジア諸国の需要増に支えられ、輸出は僅かながら回復に転じたと言う。