2010-06-15 ArtNo.43513
◆RINL/NMDCペレット製造協議、Surya Roshni事業拡張
【ヴィサカパトナム】アンドラプラデシュ州のVisakhapatnam Steel Plant (VSP)を経営する国営Rashtriya Ispat Nigam Limited (RINL)と国営鉱山会社National Mineral Development Corporation (NMDC)は9日、合弁でペレット製造施設を設ける問題を協議した。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが6月10日、両社の発表を引用し伝えたところによると、RINLのPK Bishnoi会長兼MDとNMDCのRana Som会長兼MDは、この日、両社の他の幹部とともに合弁方式、用地取得、出資率等の問題を協議した。チャッティースガル州Bailadillaで採取した原料の粉鉱石をスラリー(懸濁液)の形で輸送するなら鉄道輸送への依存を軽減でき、Kothavalasa-Kirandol線を利用した輸送上のネックも解消される。高炉原料としてペレットを用いることによりコークス用炭の使用を減らし、高炉の生産性を高めることができる。加えて生態系への影響も抑制できると言う。
一方、国内最大のGIパイプ製造・輸出業者Surya Roshniは、100クロー(US$2174万)を投じカルナタカ州Shimogaに鋼管と照明器具の製造工場を設ける。
ザ・ヒンドゥーが10日伝えたところによると、Surya RoshniのAravind Bansal副MDは9日記者会見し以上の計画を明らかにした。それによると、同社は550クロー(US$1.19億)を投じグジャラート州/マドヤプラデシュ州/チャッティースガル州/ウタラーカンド州において鋼材、セメント、電力、PVCパイプ等のインフラ関連製造ビジネスの拡張を図っており、これにより新たに6000人分の就業機会が創出される。鋼管/照明器具製造工場の建設もその一環。同社は年間20万トン以上のパイプを製造している。
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